住宅ローン& 購入前診断

住宅を検討するときは「購入力診断」を!

マイホームの購入はライフプランの中でも特に大きなイベントです。

「住宅ローンを組める」「確実に返済できる」は違いますので、「購入力診断」を行ってから物件探しをすることをお勧めします。

また、住宅ローンを組む際に、団体信用生命保険に加入する方が多いと思いますので、過剰な保障を減らす良い機会です。

「購入力診断」をおススメする理由

「買える」の意味を考えてみよう

「住宅ローンを組める」「確実に返済できる」は違います。

良心的な住宅営業マンは、未来のライフイベントやインフレを考慮し、無理なく返済できるプランを提案をしてくれます。

買ってからでは手遅れになる検討事項とは?

  • 子供が増えたときの養育資金や教育資金への影響は?
  • 固定資産税・火災保険料などは計算に入れているのか?
  • 管理費・修繕積立金・リフォーム資金のインフレを考慮しているか?
  • 住宅ローンの支払期間は適切か?
  • 今の収入はいつまで続くか?
  • 配偶者の収入が減る時期はあるのか?
  • 退職金や老後資金に手を付けずに完済できるか?
  • 金利上昇への許容は?

購入前に理解しているのと、購入後に気付くのでは大違いです。

工務店や住宅展示場・マンションギャラリーなどに行く前に中立なFPに「購入力診断」をしてもらうとスッキリするはずです。

住宅ローンを組むと生命保険の保障を減らせる

住宅ローンを組んだ後の生命保険の保障の減らし方や、見直しのポイントを解説していきます。「住宅ローンを組んだら同時に保険を見直しましょう」と言われても、なぜ見直す必要があるのかピンとこない方もいるのではないでしょうか。

住宅ローン契約に合わせて生命保険の見直しが必要な理由は、団体信用生命保険への加入と住居費の変化にあります。

団体信用生命保険に加入するため

団体信用生命保険(以下、「団信」とします)は、住宅ローンの返済期間中に借りた人に万が一のことがあった場合、保険金によってローン残高を全額返済するための保険です。

一家の大黒柱が死亡してしまったときや高度障害状態になってしまったときに、家族に負債を残さないための重要な仕組みです。

団信に加入するということは、住宅ローン残高分の死亡保障がつくのと同じこと。住宅購入前に加入していた生命保険では保障が過剰になっている可能性があるので、保障を見直す必要があるのです。

住居費のかかり方が変化するため

賃貸からマイホームに住み替えた場合には、住居費のかかり方が変わります。これまでは毎月家賃を支払っていたものが、毎月住宅ローンを返済する形になります。

将来にわたって家計のお金の流れが変わるため、ライフプランと生命保険について再点検しましょう。

繰り上げ返済にも備えよう

最近では住宅購入年齢が上がっており、住宅ローンの完済年齢が退職年齢を超えることも多々あり、繰り上げ返済の必要性は高まってきております。

住宅ローンの繰り上げ返済とは、ローン残高の一部または全部を繰り上げて返済することにより、ローン期間を短縮したり月々の返済額を減らしたりすることができる仕組みです。

上手に活用することで、お得に住宅ローンを返済することができます。

繰り上げ返済のタイミング

住宅ローンの繰り上げ返済のおすすめタイミングは、下記の3つの時期です。

  1. 住宅ローン控除期間の終了時
  2. 教育資金が落ち着いたとき
  3. 定年退職時

<①住宅ローン控除期間の終了時>

住宅ローンを組んだ人は、一定の条件を満たせば10年間または13年間にわたって所得税が軽減される住宅ローン控除を受けることができます。

控除額は住宅ローンの年末残高によって決まります。住宅ローン控除の適用期間は繰上返済せずに最大限控除の恩恵を受けるのもおすすめです。

住宅を購入してから10年または13年経ち住宅ローン控除期間が終了すれば、繰り上げ返済してローンにかかる利子の支払いを軽減するとよいでしょう。

<②教育資金が落ち着いたとき>

お子様の教育資金が落ち着くと一気に貯蓄を増やせる傾向があります。「比較的お金がかからない中学入学までに教育資金を貯めきった」「国公立に進学してくれた」などで教育資金が余ることもあります。浮いたお金を繰り上げ返済に充てることをお勧めします。

<③定年退職時>

例えば40歳で35年ローンを組んだ場合、当初の予定のままいけば75歳までローンを返済する必要があります。

しかし、退職後に月々のローンの返済をするのは、老後の生活にとってかなりの負担です。

このように老後に住宅ローンの残債がある場合は、リタイヤ時に一括の繰り上げ返済をする準備をしておくと老後の負担が抑えられます。

生命保険で繰り上げ返済に備える方法

住宅ローン控除があることから、繰り上げ返済は住宅購入から10年後以降にするのが望ましいでしょう。

10年以上もの時間があれば、短期払の貯蓄型の生命保険で資金を貯めて増やすのがおすすめです。死亡保障もつくので、収入保障保険のような掛け捨ての保険料を減らすことにもつながります。

住宅購入検討のスタートは「購入力診断」

「住宅購入後のリスク」や「住宅ローンを組んだ後の保障の見直し」など、実際に自分自身で考えるのはなかなか難しいのではないでしょうか。

また、「借りられる」と「無理なく返せる」は異なります。購入後の楽しい生活の為にも収支シミュレーションなども含め、ぜひ、住宅と無関係で中立的なFPに相談して、客観的にプロの視点からアドバイスをもらいましょう!